2018/05/27

Yankee fitted

HIP HOP好きにとって野球帽って言えばこれだと思います。


そう、MLBはニューヨーク・ヤンキースのキャップです。その中でも現在、MLBの選手が実際の試合で着用するNEW ERA社の59FIFTYというモデルはYankee Fittedと呼ばれ、多くのHIP HOPアーティストが着用、リリックの中に登場させたりしてます。自分も大好きなこの曲とか。


曲名にBLUEが付くのは今は実際の試合で使用するカラー以外にも様々な色が出てるので、そこを限定する為かなって思ったりしてます。今では当たり前になってる試合で使われないカラーのものは1996年まで無くて、ヤンキースがその年のワールドシリーズ進出を決めた時に映画監督のスパイク・リーがNEW ERA社に頼んで作ってもらった赤バージョンが最初みたいです。


スパイク・リーと言えば、先程のBlue Yankee FittedのSkyzooがこんな曲を作ってます。


スパイク・リーについて書き始めると長くなっちゃうので、またの機会にということで。

Blue Yankee Fittedって一言で言っても年代によって、素材が違ったり、ツバの裏や汗止めの色が違ったりしていて、最近売られているものでも昔のその辺りの色を使ったものも。ちなみにツバ裏の色はケリーグリーン→グレー→黒っていう順に変わっていくみたいです。


あとはワールドシリーズとかイベントごとに側面にパッチが付いたり、NEW ERA社のロゴがあったりなかったりします。


ちなみにNEW ERA社は1993年から独占的にMLB全チームの全選手が試合で被るキャップを製作しているんですが、選手が実際に試合で使うキャップの側面にロゴが付くようになったのは2016年のポストシーズンから。それ以前の一般販売のものにはロゴ入っていたので、MLBがロゴ入れを許可しなかったんですかね?そうだとしたら、結構長い間許可が出なかったってことだし、スパイク・リーに頼まれた赤バージョンも何回も交渉と検討を重ねて実現したみたいだし、MLBって結構厳しいとこなのかなと思ってしまいます。
他には実際に選手が被るタイプで一部の選手の要望で作られたツバが曲がっていて、頭頂部低めの全体が丸みを帯びたLP 59FIFTYっていうタイプもあります。このタイプは普通の59FIFTYが苦手っていう人にも被りやすく、実際にヤンキースタジアムに試合を観に行った時もイチロー選手はこのタイプを被ってました。


先日まで行われていたニューヨークのMOMAでのITEMS:IS FASHION MODERN?でも20世紀、21世紀、世界に強い印象を残したアイテムの一つとして選ばれた永遠のド定番、Yankee fitted。


今日はこの辺で。

FUNE









2018/05/14

SPIT NO.1

先日5/9に全国投下されたALCIの365からSPIT NO.1のMVが到着!

★ALCI / SPIT NO.1    Beat by ISAZ 
MUSIC VIDEO DIRECTION:AMANOKUN

名古屋新栄の老舗、club buddhaでシューティングした雰囲気バッチリの仕上がりになってます!
今回も先日公開したHOW MANY MC'sのMV同様にAMANOKUNワークス。

ALCI from 日系兄弟「365」は全国のCDショップ、東海地区のセレクトショップ、iTunesなどで展開中です。未聴の方は是非、手に入れて聴いてみて下さい!

FUNE

2018/05/07

ROOTS

ALCIの1st album「365」、迫る5/9に全国リリース!


アルバム全体のアートワークはQuestが担当。このジャケのアーティスト表記とアルバムタイトル表記がこの向きなのか、そこには彼のこだわりがあるので、是非、フィジカルで手に入れて、そのアートワークを見て欲しいです。
そして、このアルバムの中で自分が一番好きな曲が3曲目に収録のROOTSです。ALCIのルーツと家族、ブラジルについて歌った曲でALCI自身はケ●の穴を見せているみたいで恥ずかしいと言っていますが、本当に良い曲です。

ということで今回は自分のHIP HOP的なルーツについて書きたいと思います。
自分が中学、高校と育ったのが田舎で時代的にもまわりに服や音楽に興味がある友人もいなかったので、先に服と音楽に興味を持ったのは中学でバスケ部に入ってた2歳年下の弟でした。弟が当時買ってきたBOONっていう雑誌に載ってたB-BOYファッションに憧れて、地元のRight-on的な店にナイキのアノラックやキャップ、バギージーンズなんかを買いに行ったりしてました。そんな流れで地元の大型スーパーに入っている小さなCDショップに売ってた数少ないHIP HOPの中から何もわからずCOOLIOのIT TAKES A THIEFを買ったのが、音楽的には初HIP HOP体験でした。



もう手元に盤が無いですが、このタイトル曲とか聴くとなかなか良いアルバムだったのかなと。
その後、弟が前回の記事でも紹介したNASのillmaticを買ってきたりするのですが、残念ながら、この段階でHIP HOPにまることはなかったです、、、そこからファッション的にA BATHING APEにはまることによって、つながりが深かったコーネリアスのFANTASMAとか聴いてました。



そして、自分がHIP HOPにはまる決定的瞬間が訪れます。現在の名古屋駅の近くのビッグカメラが昔は生活創庫っていうファッションビルで、その中にHMVがありました。そこで買った1枚のCDがこれです。


こちらもA BATHING APEとつながりの深かったスチャダラパー。そのスチャのシングルのアーバン文法、これをコンポに入れて再生した瞬間からHIP HOPにドはまり、人生にHIP HOPが欠かせないものになっていきます。何度かHIP HOPとのニアミスがありながら、この1枚が自分とHIP HOPをしっかりつないでくれたので、本当に特別な1枚であり、自分のHIP HOP的なルーツとなる1枚です。収録のこの曲を聴くと今でもすごくテンションが上がります。


それでは、今日はこの辺で。

FUNE